茶の湯は楽しい
BS日テレの「春夏秋冬 ・・・ 京都物語 千年の都で禅を探す旅」を見ました。
その番組で、妙心寺の桂春院に「既白庵茶室」があることを知りました。
安楽島住職によりますと、妙心寺はとても修業が厳しくて、茶の湯、香、詩歌などは禁じられていた時代があったそうでして、その禁を破ると、ひどい時は入牢させられたという話も聞いていると、ご住職が語ってました。
そのために既白庵は、その存在を「隠すように」建てられたんだそうです。
いやァ、すごいですねェ、茶室がいっぱいある茶面の大徳寺と比べますと、算盤面と言われた妙心寺って、まァ、だからこそ、日本最大の禅寺に発展することができたんでしょうか?
「そんなに茶道っていうのは楽しいことだったんですかね?」と永井美奈子アナウンサーが言いましたら、ご住職が「まあ、そうなんでしょうねェ、ハイ。ですから、座禅の修行の妨げになるようなことは禁じてたわけですね」と言ってました。
そうです、そうです、茶の湯って「楽しいから」行われるし、「広まる」んですよね。
私だって「楽しい」からこそ、茶の湯が好きなんですから!