茶の湯 blog

茶の湯の魅力(私感です)

茶の湯の心と形(17)

黒高麗の器にはいろんな種類がありますけど、真っ黒な梅瓶の写真を見た時、青磁梅瓶のイメージしかなかった私には心臓ビックンでした。

もちろん、黒高麗の茶碗も、映像を見ただけで衝撃ですね、ます、その「色」です ・ ・ ・ 何といったらいいかわかりません、「特別」って感じがします。

 

インパクトの大きさが茶碗よりも梅瓶のほうが勝っているのは、(1)梅瓶のほうが茶碗よりも大きいことと、(2)黒い茶碗は黒楽その他、見る機会があるから目になじんでるってことですけど、それにしても、「黒い色」って特別だなあと思いますね、感覚的に。

 

黒高麗のことを書きますのは、利休が黒い茶碗を好んだようなので、私は写真で黒高麗の茶碗を見ただけでも精神的にちょっと衝撃ですからね、勝手な想像にすぎませんけど、利休は輸入された黒高麗の器(茶碗には限りません)を見て、「黒い器」に惹かれちゃったんじゃないかなあなんて?

 

それで、何としても黒い茶碗を「自分の好み」につくってみたいと意欲を燃やしたのかも ・ ・ ・ とか、とりとめもない空想ですから今日はこのへんで。