茶の湯 blog

茶の湯の魅力(私感です)

とても繊細な干菓子

宮城県大河原町の「晒よし飴」をもらって食べたのは、何年も前のことです。
何と「はかない」菓子なんだ!
・ ・ ・ と、食べた時にビックリしました。
また、その「儚さ」とは正反対に、強く印象に残った干菓子でした。
食べたのはその一度きりですけど、「もう一度食べてみたい」です。

寒い季節につくるそうでして、衝撃を与えたり、高温、多湿の場所に置いてはダメみたいなことが書いてあったと思います。
缶を開けてみると、緩衝材(食べられます)で保護されてまして、見た目が「霜を膜状に加工して巻いた」みたいな菓子でしたから、盛夏に食べたらおもしろいだろう ・ ・ ・ って空想しましたけど、夏は多湿でもあるし、どうなんでしょう?

でも、晒よし飴がつくられた江戸時代とは違い、今は冷蔵庫がありますから、酷暑の時期に冬を思って楽しむことができるのはすばらしいと思いますけど、関連して、茶の湯で重視されてきた「季節感」について考えさせられることがありました。
そのことはまた次回に。