茶の湯 blog

茶の湯の魅力(私感です)

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

武将と茶人の相性

待庵のことを書くつもりでしたが、その前置きとして、武将と茶人の相性ということを考えてみたいと思います ・ ・ ・ が、以下は全く「根拠の無い」話でして、マア、私の勝手な推測や想像にすぎません。 でも、小説家や脚本家なんてのは、事実に基づかない空…

待庵は三畳の変形?

「主客同座」 ・ ・ ・ それは、ものすごい大変革だったと思います。 なにしろ、室町時代に貴人や賓客が座敷で茶を喫するようになった頃は、座敷外に設けられた茶湯所や茶立所で点てた茶が運び込まれたわけでして、それが、珠光の頃から次第に、貴人や賓客が…

待庵の「次の間」

10月6日のブログに神谷宗湛のことをちょっと書きましたが、彼は秀吉を床の間に招じてるんですね、「床ニハ、錦の茵敷イテ、関白様、御座成サレ候テ、御膳上リ候」と書いてあります。 つまり、宗湛はあらかじめ錦のしとねを用意してたわけですから、秀吉を…

筵天井

「茶の湯の心と形」という表題が28回も続いちゃいまして、これじゃあ表題の意味が無いと思いましたから、その都度、別の表題をつけることにしました。 それで今日ですが、気持の上では台目構に共通するものがあると思いますので、落天井のことをちょっと書…

茶の湯の心と形(28)

下の図ですが、利休は史上初の台目構を大坂城下(堺ではありません)の利休屋敷で試みたそうでして、私はその茶室が「床の間付近からはどう見えるか」という興味で、勝手に想像して描いてみました。 いつものように、正確さは保証しません。 手前の青い横線…

茶の湯の心と形(27)

利休が台目構を案出した心の内を想像してますうちに、「人の気持ち」ってことを考えちゃいまして、それで、台目構を作り出すに至る「心持ち」のことを考えることのほうが、台目構の構造云々を考えるより、もっと根源的に重要じゃないかと思いました。 さて、…

茶の湯の心と形(26)

親密に、和やかに居られるひと時を、心を同じくする人といっしょに楽しみたい ・ ・ ・ っていうのが、茶の湯を好む私の気持ちです。 アノゥ、突き詰めれば、たったそれだけのことなんです。 ところが世の中、親密にできないとか、和やかに居られないことが…

茶の湯の心と形(25)

下の図は、宗旦が復元したという「利休一畳半」の、私が描いたおおよその図でして、正確さは保証しません(「一畳半」というのは今で言う「一畳台目」です)。 アノ、9日のブログで台目二畳の好日庵という茶室に触れましたが、それに比べれば面積的にはちょ…

茶の湯の心と形(24)

一畳台目や二畳の茶室に入った体験が無い私でして、いったい「どんな感じがするんだろうか?」という興味で、広間のうち二畳だけを使ってみたことがあります。 その部屋は京畳ではなく、実測してませんからわかりませんが、小さい畳なので、とても狭く感じる…

茶の湯の心と形(23)

茶室で最も狭いのは台目畳二枚だけのもので、好日庵という台目二畳の茶室は、炉が向切で床は壁床ですから、狭く感じると思いますね、写真も見たことないですけど。 それよりもちょっと広くなるのが一畳台目で、利休が好んでるし、何人もの茶人が作ってますね…

茶の湯の心と形(22)

秀吉が聚楽第をつくった時、利休の屋敷が葭屋町に建てられ、そこには四畳半の茶室や二畳の茶室もつくられたようですが、秀吉の御成をお迎えしてお茶を差し上げるための書院が特別につくられています(色付九間書院)。 その書院は上段(二畳)、中段(四畳)…

茶の湯の心と形(21)

前回、神谷宗湛と利休のことを書きましたが、社会的に当然の常識的行動をしてるのが宗湛で、利休は異端、いやさらに、異端どころか反逆性を内包してると感じますね、私は。 それで、びっくりするのは待庵ですが、待庵が妙喜庵境内に移されたのはどういういき…

茶の湯の心と形(20)

前回、神谷宗湛のことにちょっと触れましたが、彼は今の言葉で言う政商で、同郷の先達には島井宗室がいるし、堺では今井宗久、津田宗及、千利休など、先輩の政商たちが大活躍してましたね。 政商たちは社交のために茶の湯を利用してましたから、それらの人々…

茶の湯の心と形(19)

茶碗の色で「黒」というのは、私はどうも特別な感じがします。 で、外側がカラフルだから黒い茶碗じゃないんですけど、内黒のもありまして、そうしますと、感覚的に「あれっ!」と思っちゃいますね、私は、マア、持ってるから使ってる碗がありますけど。 黒…

茶の湯の心と形(18)

茶道具の色のこと、今まで意識したことありませんでしたけど、黒楽や黒高麗のことを書いていて、そう言えば茶道具には黒いものがいっぱいあるなあと思いました。 でも、気付かなかったですね、色のことには関心がなかったのかもしれません、今まで。 棗も中…

茶の湯の心と形(17)

黒高麗の器にはいろんな種類がありますけど、真っ黒な梅瓶の写真を見た時、青磁梅瓶のイメージしかなかった私には心臓ビックンでした。 もちろん、黒高麗の茶碗も、映像を見ただけで衝撃ですね、ます、その「色」です ・ ・ ・ 何といったらいいかわかりませ…

茶の湯の心と形(16)

前回は茶碗のことから着物に話が飛んじゃいましたから、今日は着物のことをちょっと。 「木綿の着物」が心になじむとか書いちゃいまして、まあ、それはホントで、実際、着心地がいいんですけどね、建水を持って立ち上がりますと、膝の部分がポコッと・・・と…

茶の湯の心と形(15)

前回、十三代三輪休雪の「エル・キャピタン」の話になっちゃいましたから続けますが、放送番組の中で小野正嗣キャスターと柴田祐規子アナウンサーが、エル・キャピタンを見せてもらうシーンがあります。 そのテレビ画面を撮影したのが以下の写真で、小野キャ…